鳩山メソッド

微細な感覚

師匠曰く「上唇と歯の間に声を響かせ」 どうやったらそうできるか試行錯誤するうちに、口を縦に開ける、頬をビミョーに寄せる、顔面の力を抜く、などの、今まで意識していなかった部位の使い方、使わない方が見つかってきた。 使い方と言っても、大変微妙な…

舟のポーズでお腹を柔らかく使う方法に気づいた

https://www.yogaroom.jp/yogahack/yogapose/059 舟のアーサナ、脚を上げようとお腹に力を入れていたのが、脚が上がらない原因だと気付いた。 お腹の力を緩めると、「頑張りを止める」という実感とは逆に、脚が持ち上がる。お腹の表層の力が抜けたことで、深…

寄り道は無駄にならない説

背筋の伸ばし方を教わって以降、声の出し方も変化した。 自分の中で良い姿勢を作る要素がいくつかあって、最初のうちは、それらを一つづつ満たしていく事で良い姿勢を作っていたのだが、続けるうちに、あごと胸とをお互いくっつけ合うように意識する、という…

音程を主語にして歌う

音痴に気づいた。音痴を修正しよう。どうやって? 「できる」は「できない」で浮き彫りになったものでしかない。ピアノやギターと一緒に声を出して、自分は一体、どう音痴なのか見定めることにした。 長い間楽器なし、手ぶらで声を出し続けてきたせいか、音…

音痴に気づいた

どうやったらいい音楽できるんだろう?独学無手勝流の音楽活動、先生は音楽そのものしかない。 心が動かされた音楽の、なにが自分の琴線に触れたのかを分析して、それらの共通点を抽出していく。 それを続けていけば、そのうち、自分にとっての「いい音楽」…

声帯のビラビラの端っこだけを震わせる

前回書いた喉の奥の膜をピンと張るような感覚を使ったら、高い声を出せるようになった。今まで「イ」の母音の高い声が、喉に引っかかってうまく出せなかったのだけど、膜をピンと張ってから声を出す、という段取りで声を出すようにしたら、引っかかりがなく…

喉の奥を上下にうんと広げる

息を吸う感覚で声を出すを続けるうちに、喉の奥を、上と下に同時に引っ張りあって、喉の奥の方を開く感覚が顕在化してきた。 それを続けるうちに、上と下に引っ張り合う力のベクトルが、クルッと回転して顔の前でぶつかるような感覚を見つけた。 その感覚を…

吸う感覚で声を出す

「息を吸う感覚で声を出す」自体は随分以前からやっていた。しかし意味合いとしては、息を長く吐くためのものだった。吸う力と吐く力を拮抗させて、息を細く長く吐く、という理屈だ。 しかしこの「吸う感覚で歌う」方法が、喉を痛めない発声法のカギでもあっ…

発声バージョンアップ⒊1→⒋1 「息を吸う感覚で声を出す」

声を響かす方法(発声法)を探すことから、声が響く体を作る方法を探すことに方向性を変えた鳩山メソッド。 とは言うものの、確かなあても、効果の保証もない。 なのでとりあえずイチから試行錯誤、色々やってみたのだが、そろそろこの方向性は間違っていなか…

肩甲骨で弾く

身体の感覚で特に大事にしているのは、肩甲骨が動いている事。 肩甲骨は腕の中で、方向も角度も、一番自在に動かせるパーツだ。関節と違って、肋骨の上に乗っかっているだけなので、360度、あらゆる方向に、自在に、ダイナミックに、微細に、動かすことがで…

指標「流れているか」

体の使い方を頼りに、自己流ではじめたピアノ。 いざ練習するにしても、いい演奏が何かの判断基準がなければ、いい演奏を目指しようがない。 「流れているかどうか」とりあえずこれを指標にすることにした。 フレーズをどう綴れば流れて聞こえるか、強弱が流…

できないことをできるようになるために大事な三つのこと

①できなくてもやる 当たり前のことだが、できないことをやろうとする以上、最初は失敗しかできない。 最初からできたとしたら、そもそもそれは、できないことではないわけで。 「できる」は「できない」で浮き彫りになったものでしかない。 失敗を恐れず、沢…

弾きやすい楽器で練習すると上達が早い

演奏上達のために最初にするべきことは、練習より、楽器自体を弾きやすくて、よく鳴る状態にメンテナンスすることだ。 と思い至り、声を鳴らす方法ではなく、声が鳴る「体」を作る事にシフトチェンジした鳩山メソッド。 体が整ってくると、確かに声も変わっ…

ピアノをはじめた

鳩山メソッドの原則の1つが「頑張らない」だ。 2倍の力で頑張るのではなく、半分の力でやる方法を発見する。 才能のなさのおかげ、どう頑張ってもいい声は出ない上に、すぐ喉が枯れちゃうので、頑張ることは最初から諦めた。 それに、年をとっても歌いたいと…

ハウツーの限界と型

一個前の記事でいうところの「肩甲骨を上げる力に拮抗する肋骨の後ろを下に引っ張る力(今のところ前鋸筋と見当をつけている)」を使えるようになったら、声も出るようになった。呼吸のフイゴが見違えて強力になった。世に言う「背中で歌う」とは多分これのこ…