歌をはじめようと思った時、背中を押してくれた二つの考え

小さい頃から歌は下手だし、歌うことは嫌いだと思っていた。そして歌はうまい人が歌うものだとも思っていた。

高校生の頃、モテるべく、母のフォークギターを貰って弾き語りをはじめた。
まだ「歌はうまい人が歌うもの」と思っていたが、「だからこそ下手なままで歌うことに価値がある!」と、尖った主張込みで歌っていた。

しかし二十歳の頃、このまま、「下手=個性」スタイルで行っても、先が見ていてつまらん、と感じるようになって歌を練習することにした。

上述の劣等感を持ったまま歌に取り組む覚悟を決めるのには勇気がいったが、その時背中を押したのは 「モトデはゼロ」 「コツコツ取り組んで2〜30年後、無駄に歌が超上手い、いい声のおじさんになってたら、めちゃくちゃカッコよくね?」 という2つの考えだ。

これらの考えは未だに俺の背中を押し続けている。ギターを買えば50万円、バイオリンを買えば1000万円、そんなことを考えるまでもなく、声という一生モノの奇跡の楽器がタダという有り難さは、年々増すばかりだ。

そして歌が超上手いおじさんになっている計画も、未だ進行中だ。将来自分が何になるとしても、「何故か歌が異常に歌が上手い〇〇〇」になるとしたら、この〇〇〇の中に何が入っても、ワクワクしかしない。


この「2〜30年後にやたら歌が上手いおじさんになっている」というビジョンと、前の記事で書いた「声の良し悪しを人と比べない」という方針で歌をはじめると、とても楽しい生活が待っていることは、少なくとも俺の人生では実証済みだ。あなたもやってみませんか?資本ゼロ円ではじめられますよ。