2月26日 ジャガイモの種芋を植えた。

2月26日、春一番のタネ植え、ジャガイモの種芋を植えた。

ジャガイモは、イモそのものを土に植える。すると、3ヶ月後には5〜10倍に増えている。自由になる地べたがあるなら、是非植えたほうがいいと思う。こんな利回りのいい話はない。

栄養の少ない土でも育ち、地べたの中にできるので、雨風でやられることもない。江戸時代、多くの人を飢饉から救った偉大な「救荒作物」で、ひょっとしたら俺だって、ジャガイモがなかったら、この世に存在していなかったかも知れない。
(山梨の上野原では、甲府の名代官「中井清太夫」が導入した功績を称え「せいだいも」と呼ばれているらしい)

美味いことは言うまでもない。


ジャガイモ栽培は簡単なので本当にオススメ。
家庭菜園一年目、コンクリートを剥がしたばかりの土地に、参考書に書いてあるままに植えてみたジャガイモ、経験がなく不安だっただけに、ある朝ピョコンと地上に芽が出てるのを見つけた時は、「ワーーー!」と声を出して感動した。

今考えてみればジャガイモなんて、台所で放ったらかしにしとくだけで芽がグイグイ出てくるくらい生きる気マンマン、ましてや土に植えといて、芽が出ないはずがないよね。

そして2年やっているが、2〜3キロほどの種芋で、毎回自分と家族と、友達にあげる分くらいはとれている。マルチを使うから草刈りもなし。ほとんど、植えたらあとは収穫するだけ、って感じ。


前年までは「家庭菜園ビックリ教室」 の大畝マルチ栽培で結果が出たが、今年は、「野菜だより」に載っていた、道法正徳さんの提唱する垂直仕立て栽培を試そうと思っている。(2018年の何月後かは忘れてしまった。野菜だよりバックナンバーは、kindle unlimitedで読める)

種イモをほとんど埋めない。するとイモが地表にできるので、収穫時、掘る必要がなく楽チン。 IMG_20190225_135555-1984x1488.jpg
しかし地表のイモは日光に当たり緑化しまう。それを避けるために「マルチ」という黒シートを地べたに張る。マルチで地熱も上がるので早春から栽培開始できるので、イモが太る期間を長くできる。 IMG_20190225_143014-1984x1488.jpg

芽が出たら、わきに棒を刺し、茎をきつく縛り付け、なるべく垂直になるように育てる。
すると植物自体のホルモンが活性化され、根が育ち実が育ち、病や虫をはねつけるらしい。ホルモンが活性化されると、植物の求肥力がアップして、必要な分だけの栄養素を土から吸収するので、肥料もいらない上にメタボにならない。つまり美味しくできるらしい。
縛りつけて葉が広がらない分、風通しも良くなるので、狭い土地でも密植気味で栽培できる。きいてると家庭菜園にとってメリットしか無い。 茎葉を垂直にするとホルモンが活性化されるというのは植物の生理でジャガイモに限った話ではないらしいので、今年はできる限りの野菜をこの栽培法で試してみようと思っている。