雑草の種をまく

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菜園をしていると色で季節に気づく。くすんでいた草の色が輝き出して春を感じる。 写真は秋にあえて雑草の種を蒔いた地帯。人間のかわりに草に土を耕してもらう「緑肥」というテクニックだ。ある程度育った時点で刈り敷くことによって、朽ちた草と、地中に残った根っこが、フカフカで養分たっぷりの土を作ってくれることになっている。 敷いた草で野菜周りの雑草を抑制したり、各種微生物のねぐらになったりと、いいことが沢山あるのだが、不精な俺にとっては、「雑草を敵視しない」という価値観が、何より気楽でいい。同じ雑草を見て毎回「刈らなきゃ」と感じるか「耕してくれてるわー、ありがたい」と感じるか。価値観一つで、えらい気分が違うと思うのだ。