姿勢

IMG_20170814_205756_743.jpg
声を響かせるコツは、力みのない姿勢だ。ということは、豊かな響きを追及していけば、自ずと姿勢が良くなる。

最近、首が前に出ていることに気付いた。どうもみっともないのであごを引いて、頭が肩のラインに乗るまで首を後ろへ引いてみたら、声がビンビン響く。声帯の振動が頸椎を通って全身に響く感じ。

そのことを発見して以来、首を引く姿勢を意識して生活していたのだが、どうしてもしんどい。気付けば頭が前に出てるし、首筋が張る。しかし、しんどさ無視して続けているうちに、胸の上の方が縮んでいることに気付いた。この縮みが首を前へ引っ張っていたのだ。胸の上のほうの縮みを伸ばすと、いわゆる胸を張る姿勢になり、自ずと首もまっすぐに近くなった。そして胸が張られると、肩も自然と後ろに下がり、そこからすとんと落ちる。なんのことはない、発声の教科書通りの姿勢である。
胸を張ってみると、重心が今までより後ろへかかるようになった。そうなると、後ろに倒れないように、太ももの裏の筋肉を伸ばす必要が出てきた。太ももの裏の筋肉を、ケツ側にある根元から伸ばすように意識すると、姿勢安定と同時に、呼吸の支えもしっかりすることに気付いた。

等々、、、身体は、ある部分を探求すると、それが全身に開かれていくのが楽しい。すべてのパーツが相互依存しているわけだから、理屈から言えば、小指一本への働きかけから、全身に影響を及ぼすことができる、ことになる。

しかし逆に言えば、ある部分に不調を見つけたからといって、それを直接治そうとするのは、素人にははなかなか難しい。肩こりの原因が肩にあるとは限らないのだ。
そーゆーわけで、いっぺんプロに身体を診てもらおうと、整体を受けてきた。その話は次回。