不用品を捨てると、生活に遊びのスペースが生まれる

食料品は、家のストックがゼロになってから買い物へ行くようになった。

 

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それでも間に合うし、間に合わなくて、なければないでどうとでもなる。そして、このどうにかする工夫が、案外楽しかったりする。

先日も夕飯時、冷蔵庫に納豆くらいしかなく、どうしたものかとひと思案。庭に植えたままほったらかしの大量のネギがあることを思い出し、抜き、刻み、これでもかというくらい薬味にに乗せて食べた。さっきまで地べたに生えていたネギ、美味しくないはずがない。ネギ感が違う。まさにネギ!って味だ。果たして思いがけず大満足の夕飯になった。

どうしたものかと考えなければ、庭のネギは忘れたままだった。きっと放置されたまま食べるタイミングを失い、ネギ坊主になって固くなっておしまい、てなもんだったと思う。

ここで注目して欲しいのは、買い物へ行かない、という節約行為が、結果的に、より豊かな食生活につながっているという点だ。節約とは「いらない物を買わない」だけであって、ケチとか我慢とはむしろ逆の行為なのだ。

 

いらない物を手放すと、今あるものを無駄にせず使い切るようになる。

そして生活の中に、いつもと違うことをやってみようという、遊びが発生するスペースができる。そこから予想もしていなかったことが生まれるのが楽しい。


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行きつけの西堀公園M青果