糠床


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暖かくなったので今年も糠床を再開した。
もう四回の引越しを共に体験した、10年ものの相棒だ。


これまで様々な「丁寧な暮らし」を雑に実践しては、やめてきた。
糠床だけは何故か続いている。

不精な俺が、よく続いてるなーと思う。
正直、最初の数年は、半分義務で続けている状態だった。
しかし続けるうちに、だんだん大切なものに変わってきた。


ひどく臭くなってもう捨てようと思った時、ダメ元で塩を大量に投入したら奇跡の復活。

毎日混ぜたら明らかに美味しくなった。


などなど様々な体験を重ねた末にわかったことは、糠床は、世話をすればした分だけ、ちゃんと応えてくれるということだ。
糠床は裏切らない。

菌たちの健気さに触れると、愛着がわかざるをえない。

そこには、目には見えないが、生き物同士のコミュニケーションが確かにある。感覚としてはペットに近い。




精米機を持っているので、折々糠を投入して続けてきたが、この度、容器がパンパンになったので、1キロ強、タッパーに分けた。




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鳩山おじさんの糠床for sale 1000円


こんな時代だからこそ一家に一床。
無印良品でも売ってるみたい。