アイデンティティ

今まで、自分は元気だというアイデンティティで生きてきた。しかし、今、自分は元気がないという現実に直面して、それを受け止めている。実際、5時間仕事したあと、夜、何もしする気が起きない。自分は元気がないんだ。元気になりたい。

 

 

アイデンティティだと思っていたものを否定するのは、その時はつらいが、たいていあとで楽になる。

 

数年前はじめて整体を受けて、先生に一種と見立てられた時、すぐには受け入れられないかった。自分は9種と思い込んでいたので、正直ショックだった。

「やろう!と思っただけで満足して、結局やらないことが多いとかって、思い当たらない?」と聞かれて「いや、思い当たらないですわ。」とか思わず答えたが、その実、心の奥では、思い当たりまくりだった。

その後もしばらくは、そんなはずはない!と思いたかったが、自分を観察するほどに、ことごとく一種が当てはまる。もう受け入れざるを得ない感じ。

受け入れたら、今まで苦しんでいた自分の頭でっかち性分も、そーゆーもんだからしょうがないと、少し愛着がわくに至った。

 

 

自分はdiyが好きだと思っていた時期も長かった。しかし、よーく自分を観察すると、diyは別に好きではなく、ただ単にお金を出すのが嫌いなだけだと気づいた。工作、超苦手。ホームセンターで材買ってきて曲がった棚を作るより、無印で完成品買ってきた方が、正直テンション上がる。

 

アイデンティティなんて、大抵、無い方が楽だ。ニセのアイデンティティに振り回されて、やりたくもないことをやって、くたびれる。そうわかっているはずなのに、手放すのが難しいのがアイデンティティだ。馬鹿馬鹿しいループから抜け出したい。

色んなことをやったりやめたりしてるけど、結局何をしたいかというと、これをしたいのかもしれない。