食生活を変えたら異様に元気になった

いつかブログで農業の本が面白い、という話を書いた。自分ではなく、自然を主語にして物事を考え、実践する篤農家の言葉には、頭の中だけででっち上げた言葉にはない迫力と普遍性がある、という内容だ。

全く同じことが、料理の本にも言える。味覚を主語にして物事を考え、実践する料理人の言葉には、直接心に響いてくるような説得力、料理を超えた普遍性がある。


土井善晴さんや辰巳芳子さんなど、そーゆー凄い料理家の方に出会ってきた中で、今一番はまっているのは、大谷ゆみ子さんだ。

以前から著書やインターネットラジオを面白がっていたのだが、最近、それらで提唱されている食生活や料理術を本腰で実践してみた。そろそろ1ヶ月が経とうとしているが、体調の変化の甚だしさにビックリしている。まさかご飯の3割ほどを雑穀にかえるだけで、ここまで身体が軽くなるとは。

明らかな実感として、疲れなくなった。職場のうどん屋さんで、ぶっ通しフルパワーで働き続けて、休憩時間にカラオケへ行って、さらに帰宅後料理して、食べて、そのあと遊ぶくらいの余裕がある。

しかも雑穀はうまい。代償の無さと健康増進度の反比例っぷり、そしてレシピの難易度と美味しさとの反比例っぷりが凄まじい。昔から白いご飯は大好物だったが、それ以上に美味しいものがあったなんて、本当に世の中知らないことだらけだし、知れば知るほど面白い。