鳩山メソッドバージョン3.0「自分の声を愛する」

去年の最大の発見は、自分はやたらと自己評価が低く、自分に厳しいと気づいた事だ。気づく前はむしろ「俺は自分に甘いなぁ」と思っていたくらいで(←今にして思えばその考え方がすでに厳しい)、まさに、わかってない事自体がわかってなかった。

その自己評価の低さ、いざ客観的根拠を考えるとかなり謎で、結局、自分で、勝手に、低い点数つけてるだけなのでは?と思い至った。そして、どうせ自分で勝手に採点してるだけなら、高得点つけよう、自分に優しくしよう、と決めた。自己評価が低いと、楽しくないのである。




そんな流れで、バイトも辞めるので「YouTuberにでもなるか〜」と思い、歌う姿を録画したら、ものすごい事に気付いた。

「あ!俺、自分の声嫌いだ」

自分の声が嫌いな事自体は、歌いはじめた当初から、ずっと気付いていた。録音をほとんどしていない理由も、聞くのが嫌だからだ。

今までずっと聞いて聞かぬふりをしてきた自分の歌声。自己評価を「高」でいく事に決めた以上、今、俺が一番やるべきことは「自分の声を好きになる」事だ!と、気付いたのだ。

鳩山メソッドの創始当初の基本原理は「呼吸、響き、脱力、で歌う」だった。
これをバージョン1.0とするなら、バージョン2.0は「呼吸、響き、脱力『が』歌う」。
そもそもの歌う主体が自分じゃなくなる、というのが、革新的だと自分で思っている。

そして今日鳩山メソッドは3.0にバージョンアップした。その基本原理は「自分の声を愛する」だ。具体的には、自分の声を録音して、聴いて、「うわーいい声だなー、好きだなー」と、自分で自分を褒める。そんな発声法。いよいよ鳩山メソッドも極まってきた。