某武術を学びはじめる

声を響かす方法ではなく、そもそも声が響いちゃう身体自体を作る方法の探求にシフトチェンジした鳩山メソッド。

そうなると、学べる対象は、発声法だけに限らず、体を使って行うこと全般に広がる。

 

 

某武術会のオンライン稽古会の会員に加わった。

 

日本のボイトレなんて完全に新興文化、伝統に裏付けされた方法論があるわけでなし、上達できるかどうかは、その人のセンスがほぼ全てだ。

 

しかし武道武術に目を向ければ、そこには恐ろしく豊かな体の使い方の伝統が存在する。日本に生まれて、この宝を利用しない手はないと思うのだ。

 

その会の先生は、腕は全く力んでないのに、恐ろしい威力の突きを打つ。そしてその秘訣は姿勢にありと説く。

ユーチューブの動画で見る実演の、その力みのなさと威力とのギャップの凄さは、喉は全く力んでないのに、恐ろしく響く声を出す名歌手たちと通ずる何かを感じる。その「何か」の秘密は姿勢にあるのではないか?!という推測のもと、会員登録した次第だ。

 

とは言うもの当方、武術の完全素人。ついていけるか心配で、入会まではけっこう迷っていた。

しかしオンライン稽古一回目にして、登録して正解だったと確信した。

ユーチューブでは語られていないちょっとしたコツや意識の置所、言葉にすればちょっとしたことなんだけど、それこそ先生が長い実践の積み重ねの末に発見したエッセンス、自分が独学で研究してもたどり着けるかどうかもわからない大事なところを教えてくれるのだから、先生の太っ腹にも感動したし、やはり習い事にはお金を払うべきだと実感した。

 

新しいことを学び始めたからといって、すぐに声の出し方に直結することは期待していなかったが、果たして直結した。その、ちょっとしたコツ、意識の置所で、声の出し方に、命が吹き込まれた。

 

声を響かすには姿勢が大事、とは、なんとなくはわかってたけど、いい姿勢とはどんな姿勢なのか、そうなるためには何をすればいいのかが、ハッキリしなかった。それが、具体的に、言葉で説明できるものになった。有料の内容なのでここには書けないけど。

多分ユーチューブ見てただけでは、一向に埒が明かなかっただろう。やはり学びたいことにはお金を払うべきだと実感した。