舟のポーズでお腹を柔らかく使う方法に気づいた

https://www.yogaroom.jp/yogahack/yogapose/059

 

舟のアーサナ、脚を上げようとお腹に力を入れていたのが、脚が上がらない原因だと気付いた。

お腹の力を緩めると、「頑張りを止める」という実感とは逆に、脚が持ち上がる。お腹の表層の力が抜けたことで、深層の力が発動される感覚。

背筋はピンと伸ばして胸を張る意識をしつつ、お腹はゆるめる。胸につられてお腹にも力が入っちゃいそうなるけど、そこをバラバラに動かすのが意識のしどころ。これも師匠の言うところの「身体の細分化」の一つだと思われる。

 

お腹の表面を緩めた方が力が出るこの感覚は、そのまま歌に流用できた。

高く力強く響く声を出す時、ついお腹にも力が入っちゃうところを、逆にゆるめる。すると、お腹の底の方から上半身と呼吸を支えることができるようになり、上半身の力が抜け、力みの消えた喉に、強烈な息を送ることができるようになる。

 

高い声を出そうとすればするほど、お腹の力を抜いていく、という今までとあべこべの感覚。発声法の再インストール。世に言う「腹で歌う」はこれを指しているのだろうか。

 

ちなみにお腹の力を抜いていくほど、楽になるわけではない。

表層のお腹の力を抜くほど、お腹の奥の筋肉が働くようになり、今までとは質の違うしんどさがある。世に言う「コアを使う」とはこのことだろうか。しんどいけど、鍛える伸びしろはかなりありそう。