微細な感覚

師匠曰く「上唇と歯の間に声を響かせ」

 

どうやったらそうできるか試行錯誤するうちに、口を縦に開ける、頬をビミョーに寄せる、顔面の力を抜く、などの、今まで意識していなかった部位の使い方、使わない方が見つかってきた。

使い方と言っても、大変微妙なレベルの使い方。多分筋肉を1ミリ動かすかどうかというような、外から見てもわからないくらい微細な動き。

微細な感覚だけにさじ加減が難しいが、微細だからこそ、マスターすれば、微細な力で大きな仕事ができるようになる。

 

師匠いわく、微細な感覚は、習熟すると大きく感じられるようになるわけではない。習熟すると、微細な感覚を、微細なままに、明確に感じられるようになる。