味噌を仕込む

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去年仕込んだ手前味噌が期待以上に美味しかったので、急遽今年二度目の味噌を仕込んだ。

麹二枚と同量の大豆、塩はだいたいその半量で、ちょうど手持ちのつぼぴったりの出来高。煮るタイミング、手洗いのタイミングはここ。圧力鍋のあつが下がる時間に洗い物、煮豆を覚ます時間に昼食。作る毎に、そーいった道具や調理スケジュールの段取りができるようになり、そうなると作るのがぐんと簡単になるし、またスムーズにできるようになること自体が、楽しい。

今回の材料は松本と甲府の直売所で買った大豆+去年収穫したマイ大豆&小豆数十粒。麹はいつもお世話になっている甲府のおかめこうじさん。前回「米麹を入れた方が美味しい」とのアドバイスに従ったのだが、そう言われると逆にどうなるのか試してみたくなる今回は麦麹オンリー。


味噌作りも野菜作りと同じで、奥は深いが敷居は低い。平たく言えば、ゆでた大豆と麹と塩を混ぜて、豆の煮汁で硬さを調節するだけ。硬さの目安は「握った時、味噌 くらいの硬さby林弘子さん」(←この説明大好き。)

他にやることは放置することくらいで、あとの仕事は麹と日本の気候にお任せ。作る前は、作ったこともないのに大変なことだと思っていたが、一度作ってみた今は、日本で生活していて作らない意味がわからない、くらいに感じている。

いつも仕込んですぐの味噌を一口味見する。見事にただしょっぱいだけの煮豆で、これがあの旨みの塊に変化することに思いを馳せて感動するのだが、今回は大豆が良いのか美味しい塩を使ったせいか、現時点でしょっぱさに角がなく、チーズのようなコクがあって、すでに美味しかった。一年後、どうなっちゃうのだろうか。息の長い楽しみを持っていると、毎日が少し楽しくなる。