股関節の捉え 臍の下の一点

ヨガやギターから日常茶飯事まで、今までの全ての動きを「股関節の捉え」からはじめることで、身体の使い方が全然変わってきているのを実感している。

 

今までピンとこなかった胴体力「捻り」の動き、股関節の捉えからはじめることで、はじめてできた実感を得ることができた。肋骨と骨盤とが干渉しあわず、胴体が軽やかにねじれる、未体験の感覚。

胴体を捻りきったところで、わきをねじるようにして肩甲骨を上外にスライドさせると、背骨のねじりに伸びもプラスされ、未知の刺激が背骨に走る。

 

 

股関節の捉えの感覚があると、全身の余計な力が抜けるので、運動中、身体のどの部分を使っているかがくっきり見えるようになった。

例えば声を出してる時も、どの部分の力を使っているのかクッキリわかるので、さらに力を入れるなり抜くなり、やるべきことが明確になる。練習の、レベルアップのスピードが上がる。

 

 

 

股関節の捉えの感覚をキープし続けながらヨガの色んなポーズをとっているうちに、体の重心と思われる一点が見えてきた。

 

ヘソの下辺りの一点に意識が行くと、ポーズがピタッと決まる。

 

例えば立ったまま前屈する時、重心をその点より後ろに感じると脚の裏が突っ張って痛いし、前だと、前方にこけちゃう。

 

ピッタリその一点へ意識が行くと、そこを境に上半身と下半身が折り畳まれ、バランスが安定し、姿勢の中でリラックできて、全身の余計な力が抜け、結果的に、頑張らなくても脚や腕やお腹がよーく伸びる。

 

ヨガの体位ってひょっとしたら、この重心の一点をクッキリさせるための手段なのではなかろうか?そんな意識でヨガを使っている。