ロルフ終えました

ヌルッと、ロルフセッション全10回を終えた。身体の解放に関しては、途中から長期戦を覚悟したので、一回毎に一喜一憂しなくなった。

10回を終えてみて、結局身体はよくなったか?果たして、よくなった。

歌手にとってよい身体とは、より声が響く身体だ。ロルフ前後で、明らかに声が出るようになったのは間違いない。というか、声の出し方がわかるようになった。

 

運動をする時、体に動かない部分があると、そこを使わないような体の使い方をせざるを得ない。いわば癖のある身体の使い方だ。

その状態のまま練習を続けると、練習すればするほど、当然、癖のある身体の使い方が身についていく。つまり練習すればするほど下手になっていくわけだ。下手にならずとも早々限界にぶつかる。下手すると体を壊す。


ロルフセッションは、全身の硬まってしまっている部分に、ヒビを入れるイメージ。

一度ヒビが入ると、その後の日々の発声なり運動なりで、そのヒビがどんどん大きくなっていく。そして最終的にその部分の硬さが解放される。


個人的に、首にヒビが入ったのが大きかった。声の出し方がガラッと変わった。

今まで自分の声の出し方と、憧れの歌手たちのそれとの間に、根本的な違いを感じていた。その違いがわかった。

憧れの歌手たちと同じ声の土俵に、やっと立てたように思う。違和感を抱きつづけてきてよかった。