ピアノをはじめた

鳩山メソッドの原則の1つが「頑張らない」だ。

2倍の力で頑張るのではなく、半分の力でやる方法を発見する。

才能のなさのおかげ、どう頑張ってもいい声は出ない上に、すぐ喉が枯れちゃうので、頑張ることは最初から諦めた。

それに、年をとっても歌いたいという希望もあったので、身体を消費する歌い方は若いうちから避けたかった。

 

頑張らない方法を試行錯誤するうちに、2つの方向性が見えてきた。1つは末端の小さい筋肉ではなく、胴体の大きな筋肉を使うことに。もう1つは全身を連動させて使うこと。

 

発声法としてでっち上げた鳩山メソッドだが、結局大事なのは、口の開け方とか喉の操作方法以前の、根っこの部分の体の使い方になってきた。

 

そうなると鳩山メソッドは、発声に限らず、体で行うあらゆる行為に応用が効くことになる。

それを証明するためにピアノをはじめた。世界初の鳩山メソッドピアニストを目指す。