何故我が部屋は永遠に散らかっているのか?
例えば安曇野のヨーガの先生の家のように、世の中には、調和に満ちた美しい住空間というものは確かに実在している。
そしてそこに居ると確かに心地よさを感じる自分がいる。
他人にはできているのに、自分にもその感性はあるはずなのに、自分の部屋は永遠に散らかっているのはどういうことだろうか?
これは単に「片付ければいい」という話ではなく、構造上の問題があるように思えてならないのだ。
定期的にミニマリストに憧れる。
apartment301さんの部屋が素敵すぎてインスタをフォローした。
上質な家具とそれを活かす余白。空っぽにこそ価値があるを具現化したような部屋だ。
ルームツアーに大変インスパイアされ、生涯何度目かのミニマリストになる決意をするも、ipadを閉じて我が部屋が目に入った瞬間に、やんなっちゃった。
そもそもミニマリストは干し柿作らないなと、まず思った。干し柿を作るとなると、紐、ピーラー、S字フックなどなど、ミニマリストの家にはない間抜けグッズが際限なく増えてくる。
オンボロ一軒家とミニマリストは大変相性が悪い。無断熱ハウスでのミニマリスト生活、冬は死に直結する。
冬は氷点下の寝室、布団も大量に必要になる。布団の収納場所だけで、都内ワンルーム1人暮らし分くらいの収納スペースを使っているのではなかろうか。場所を食うし、たたんだり干したりの管理の手間も莫大だ。埃も出る。
カーテンも全部屋必要だ。容赦なく寒気が入り込んでいるアルミサッシ巨大掃き出し窓、カーテンだけでは寒すぎるので、カーテンの下地にプチプチを貼り付ける。こんまりに憧れてトキメキに囲まれて暮らすはずが、気づいたらプチプチに囲まれて暮らしていた。どこで何を間違えたのだろうか。
その他にも、足湯をするためにもらってきた発泡スチロールの箱など、ミニマリストの家には絶対ないであろうマヌケグッズが後から後から目に入ってくる。
際限なくものが増える一番の原因は「家が寒い」ことだと気づいた。ちょっとこの家ではミニマリストにはなれそうにないが、できる範囲で居心地の良い美しい部屋を目指していこうと思う。