聖護院大根を買った

甲府の直売所で見惚れてつい買った聖護院大根

スーパーではなかなかこんな立派な大根は見ない。何故ならスーパーなどに並ぶ大根は、流通と値付けの都合で、大きさと収穫期が揃う品種に限られる、という事情がある、らしい。
日本には大根が百種類くらいあるらしいのだが、スーパーで買える大根は、食べる人の都合というより、売る側の都合で選ばれた品種と言えるかもしれない。美味しいけどね。

しかも、身とタメを張るくらい美味しい葉っぱも、流通や鮮度の都合で捨てられる。(葉っぱをつけとくと、身の栄養が葉っぱに流れてしまうので、なるべく早く切り離せ、と言われている)

ここら辺に感じた不自由さが、自分で野菜を育てたい!というモチベーションになっている。大根好きとしては、鮮度抜群の葉っぱを食べたいし、まだ見ぬ謎の大根を育ててみたい!となるじゃあないか。


聖護院大根は、切って、蒸して、醤油につけて、菜種油で焼いて、大根ステーキにした。 ↓レシピは以下参照
冬大根のもはやスイーツ級の甘み、醤油の塩っぱさ、菜種油のコク、その三位一体で、ご飯がどこまでも進んだ。「甘しょっぱい」は最強の飯の友である。

美味すぎて、四日連続でステーキ丼を食べた。ちなみに大根は120円だった。こんな美味しい植物の生えてくる地べたと気候を持つ国の豊かさ、そしてそこに生まれた幸せを感じずにはいられない。
大根愛を語った一昨年の記事