自分が何を教えているのかわかっていない教師

幼稚園児の頃から長年準備運動としてやらされてきた「伸脚」の正しい(?)やり方と効果の大きさに今になって気づいた時、まず浮かんだ素朴な疑問は「なんで誰も教えてくれなかったのだろう?」だ。

 

理屈を学び、それを意識して実践するだけで、ただなんとなくやるより、はるかに内容が充実する。やる理由もわかるから、やる気も出る。その理屈だって、小学生にもわかるくらい単純なものだ。教えない理由がわからない。

 

結局、教えない理由があるというより、シンプルに、教える側が、自分が何を教えているのかわかっていないのだ、という結論に至った。

 

自分が何を教えているかわかってない教師に教わることほど無駄なことはなない。

 

これはそのまま独学にも言える。

 

自分が自分に何を学ばせようとしているのか、自分が今、何をしようとしているのか、それがわかっていなければ、いくら熱心に何かを練習したところで、意味もわからず生徒に伸脚をやらせる先生たちと全く変わらないのだ。