腸腰筋の使い方を学んでいる

左のお腹の奥に感じていた引っ張られるような違和感の正体は、大腰筋のコリだったと判明した。

お腹の奥の方で感じていたから、てっきり内臓からくる違和感だと思っていたら、内臓のさらに奥にある筋肉からきていたとは意外だった。

 

違和感は不快ではあるが、自分の身体を学ぶための道具としても使える。

身体の奥にあるので意識して動かすのは難しいと言われている大腰筋。せっかくなので、違和感を頼りにして、大腰筋の動かし方を学んでいる。

ヨガが役に立つ。左腹の引っ張られ感を感じるアーサナを丁寧に行う。歌うにも、大腰筋を使う声の出し方がわかってくる。

 

 

大腰筋は横隔膜と繋がっているらしい。

横隔膜は呼吸を司る筋肉だ。息を吸う時横隔膜は下がり、吐く時横隔膜は上がっていく。

最近、息を浅くしか吐けなかったのは、どうも固まった左の大腰筋が、横隔膜が上がるのを妨げていたようだ。

 

息が浅くしか吐けないと生きるのも苦しいので、なんとか深く吐く方法を探しているうちに、下っ腹を膨らますと深く吐けることに気づいた。

何も意識しないと体感3割くらい吐いたところで息が止まっちゃうのだが、そこから下っ腹を膨らますと、さらに深く吐き続ける事ができる。

自分の中で「下っ腹を膨らます」と「大腰筋が伸びる」と解釈した。

「肚」「丹田」「呼吸」「腸腰筋」などなど。その界隈で重要視されている抽象的なキーワードが、自分の中で、ほんのちょっと、体感として、線でつながる予感がする。