施術が効果発揮するのは誰のおかげ?

ロルフを受けて以降、顎を引いて、うなじを伸ばす感覚を掴み、その感覚を意識し続けるうちに、喉の奥をガツッと開けて声を出せるようになった。歌手にとってのいい体とは、声がよく響く体なので、ロルフを受けたことで間違いなく体が良くなった。

 

 

施術が効果を上げるのは、施術者のおかげ?はたまた自分のおかげか?

ズバリ自分のおかげだ。ロルフでたしかに体が変わったが、響く声を出したいという目的意識があったからこそ、その変化を掴んで、自分の中に定着させることができた。自分に積極的な目的意識がなければ、他人になにかされて、一時的に変わったとしても、時間経過で元の木阿弥という可能性も十分あると思う。

 

自分に「変わりたい」という積極的な意志があってはじめて、施術が効果を発揮する。なので施術が効果を発揮するのは自分のおかげなのだ。

 

しかし同時に。施術の効果を体感してはじめて、この効果は完全に施術者のおかげだということを知る。自分ひとりの力では、こんなに早く、こんなに大きな変化を起こすことなんて絶対にできなかった。そこに気づいてはじめて、施術者に対しての真の感謝がわき起こる。

 

施術が効果を上げるのは施術者のおかげか自分のおかげか?その答えは、自分のおかげと同時に施術者のおかげなのだ。

無理に言えばそうなるけど、実際は、どちらのおかげみたいな単純な話ではなく、タイミングや出会いなどの計り知れない何かを司る、不思議な力のおかげなのだと思う。それが何なのかはわからないが、わからないだけに、それに興味がある。