ロルフセッション六回目

前回、5回目を終えてみて、体の変化よりも心境の変化が大きかった。

4回目までセッションが進み、自分の身体の歪みが具体的に可視化されていくにつれ、「なる早でこの歪みを解消する!」と積極的攻めモードが高まっていったが、5回目で歪みのあまりの根深さ頑なさを体感、長期戦にならざるを得ないことを悟り、「こりゃ長く付き合っていかざるを得ない」と受容モードに切り替わった。

 

 

というわけで六回目は変な気負いもなく、それこそ気楽に受けてきた。背骨仙骨を中心にと聞いていたが、5回目に続いて左の大腰筋にも大分沢山働きかけてくれたみたい。

 

セッション前の立ち姿チェック。先生に姿勢を修正されると、あからさまに左のお腹に不快な引っ張られ感を感じて、体がモゾモゾする。しかし客観的に見るとその姿勢が、背骨が地面と垂直になる、骨で体重を支える理想的な位置らしい。

 

姿勢を修正すると言っても、ほんのちょっと、それこそ1〜2センチ、胴体を右に傾けただけ。それくらいの変化で、体の中には間違いようのない明確な違いが生じる。体のバランスの絶妙さを、文字通り体感する。

 

 

そう言えばこの日は朝から、体に鈍りを感じていた。「体動かしたいなー。ヨガしたいなー」という欲求があったのだが、他にやるべき雑務が色々あってやらずじまい、そのまま出勤した。

仕事中も妙に疲れやすく、机での軽作業を、左の壁に頭を寄りかからせながら行なっていた。

 

これらの何気ない出来事も、自分の体の歪みと照らし合わすと辻褄が合う。たまたま左に壁があったから寄りかかった、くらいに思っていたが、左の壁に寄りかかるのは、自分の体が左に傾いているという身体的理由がちゃんとあった。

 

疲れやすい日は背骨が傾いている、という教訓を得ることができた。

朝「ヨガしたいなー」と感じたのは、背骨を整えたいという身体的欲求からきていたのだ。

疲れている時は、左の壁に寄りかかるのではなく、むしろあえて体を右側に傾けて、背骨をまっすぐにすることが大事だと分かった。

傾きは、左右の乳首の高さのズレとして、目でも確認できる。確認を朝の日課にしよう。どんどん自分の体の扱い方がわかっていく。扱い方がわかるほどに体を動かすのも楽になるし、自分を知るという作業は、それ自体がめちゃくちゃ面白い。


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