音痴に気づいた

どうやったらいい音楽できるんだろう?独学無手勝流の音楽活動、先生は音楽そのものしかない。

心が動かされた音楽の、なにが自分の琴線に触れたのかを分析して、それらの共通点を抽出していく。

それを続けていけば、そのうち、自分にとっての「いい音楽」というものが浮き彫りになっていくのではなかろうか。

 

 

 

最近、ジャンルを問わず、好きな歌手の最大の共通点として「音程がいい」という要素に気づいた。

 

音程が正確だと聴いていて気持ちいい。というか、音程が不正確だと気持ち悪い。

 

音程の正確さは、例えるなら空気のようなものだ。あるのが当たり前で、普段、あることすら意識しない。しかし、ないと死ぬ。

 

大事なものほど、無くした時にしかありがたさに気付けないのが凡夫の悲しさ。

 

この度、自分の歌を聞き返して、今更ながら自分の音痴に気付き、音程の大切さが身に染みるようになった。

「ドレミ」ってメロディをきちんとドレミの音程で歌わないと、「ドレミ」というメロディの情感が出てこない。

音程のよさは、音が、音楽になるための前提条件、基本中の基本くらいに言っていいのかもしれない。

20年目にして基本中の基本に気づく辺りが無手勝流の間抜けさであり、楽しさでもある。