ギターのこと

壊れた楽器を使い続けると、練習するほど下手になる説

ロルフの第七セッションで、カチカチだった首が、だいぶ動くようになってきた。 それにリンクして、前回の記事③の声の出し方が明確になった。出し方がわかってから顧みると、以前の体じゃ、どれだけ頑張ってもこの声の出し方はできなかったなーと思う。つく…

親指と、その腹で押弦する

楽に自在に鍵盤を叩くためには、親指の位置がすごく重要だ。親指が他の4本と離れていると、掌の腱膜が張って、他の4本の指の動きが妨げられる。逆に親指と4本の指が寄り添うようにして、親指と人差し指との股を緩めると、掌の腱膜が緩んで、指が自由に動く…

地蔵肩

自分の演奏映像を見てたら、ギターの弦を弾く時、右肩が上がっていることに気づいた。 肩は上がらないようにしながら、ワキだけ締めるようにしてギターを弾く方法を試行錯誤していたら、不意に、肩甲骨から指先まで、腕が一本に繋がる感覚を発見した。以降、…

ギターはmp関節で弾く

師匠にmp関節について教わった。指の付け根の関節である。 人が一番楽に指を扱うための関節らしい。その証拠に赤ちゃんはものを握る時、誰に教わったわけでもないのに、この関節を使うそうだ。 楽に使えるかどうかは、実際試せばすぐわかる。指の先の方の二…

「ワキをしめる」「ワキが甘い」

ヨガをはじめたらギターがうまくなった。 弾いてないのに、明らかにうまくなってる。原因はヨガしか考えられない。 実際、ヨガとギターの直接的な繋がりを具体的に実感している。 例えばダウンドッグの際、ワキを外側に向けるようにして腕をねじって、肩甲骨…

肩甲骨を開発する

前回の体の細分化の記事を踏まえれば、肩甲骨が細分化されて自由に動くことが、どれだけ大事かがわかるはずだ。 一方向にしか動かない肘が固まっただけでどれだけ不自由かを考えれば、さまざまな方向へ自在に微細に動かすことができる肩甲骨が動かないことが…

ミュージシャン特有の筋肉は存在するのか?

「ミュージシャン特有の筋肉は存在するのか?」 遊び場所で一緒になった人と話していて、そんな話題になったことがある。 自分の意見は否で、結局大事なのは各種特有の動作を行う末端の筋肉より、全ての動きを支える大きい筋肉をいかに使えるようになるか、…

ピッキングの無駄な動きに気づいた

ピッキングの無駄な動きに気づいた。左手がフレットを上下するのにつられて、右手のピッキングする位置も上下(弦に対して水平の方向に移動)していることに気づいた。音色を変える意図があるわけでもないし、右手は弦に対して垂直方向に動けばいいだけで、水…

肩甲骨でギターを弾く(右手編)

肩甲骨で運指する左手についての話を書いた。右手についても同じだ。弦は指で弾くのではなく、腕で弾くのでもなく、肩甲骨で弾く。肩甲骨から腕を内側に捻る力が弦を弾く原動力で、腕から先はその力を伝達するための通路でしかない。 通路をスムーズに力が流…

肩甲骨でギターを弾く(左手編)

ギターを弾く時、押さえたいフレットは上下左右いろんな方向に存在する。しかし、指の関節は、一つの方向にしか曲がらない。ここに指でギターを弾く限界がある。 じゃあどうするかと言えば、肩甲骨から左腕を動かせばいい。肩甲骨は筋肉だけで繋がって肩に乗…

ギターは肩甲骨で弾くものだと気づく

四股を踏んでいると、体のあるパーツの挙動が、別のパーツの挙動を催す事がある。それを積極的に利用して、体の連動を開発する運動として四股を踏むことにした。 片方の肩甲骨を上げる事で、その逆側の脚を上げる、という連動を発見した。それを続けるうちに…

腕の内捻りで弾く(右手)

前の記事で脚の内捻りについて書いたが、腕にも同じ事がいえる。腕の皮を剥いて筋肉のつき方を見てもわかるように、身体の力を腕から指先へ伝える経路は、内ねじりの螺旋になっている。つまり、ものすごく簡単に言うと、腕を内側にねじる意識をすると(脇を…

弦を押さえる指先の位置が変わった

弦を押さえる力を、指の力から、左腕の内捻り(脇を締める方向)の力に変更した。すると指先が弦に触れる位置も変わった。 今までは、ここら辺で押さえていたが、 腕の内捻りの力を指先に伝達するなら、 ここら辺で押さえた方が全然いいことに気づいた。肩から…

ねじりで弾く(左手)

腸腰筋は、直接意識して動かすのは難しい。なので、腸腰筋が使えるようになるためにできることは、身体の各部位が、どんな条件を満たせば腸腰筋が発動するのかを探すことだ。色々試しているうちに、腕を内側に捻る感覚が見えてきた。 押弦するのも、腕を内側…

肘で弾く(左手)

押弦がうまくいかない時は、指を自在にコントロールする力や握力が足りないというより、そもそも手自体が、指を動かしにくいポジションをとっていることが原因だったりする。この場合、頑張って指を動かすことではなく、肘を、指が動きやすい位置に移動させ…

指以外の全部で弾く

鳩山メソッドと称して、教科書に載っているように正しい姿勢とかを一旦脇におき、とにかく響く事を最優先にして声を出してきた。その結果発見したは、声の出し方ではなく自分の体の歪みだった。そこで今度は発声を一旦脇において、体そのものに意識を向ける…

肩が動くようになってきた

姿勢に気をつけるようになったら、肩甲骨が動くようになった。というか、自分の肩がバキバキに凝っていることにはじめて気づいた。 長い間、凝っている状態が普通の状態だったので、自分では凝っていること自体に気づけなかった。 指や腕の根本であるところ…

12フレットジョイントは弾きづらい

肘でギターを弾くようになったら、12フレットジョイントのギターの弾きづらさにぶち当たった。 ハイフレットが押さえづらい、というデメリット以上に、脇が窮屈で、肘の可動域が制限される点に不自由を感じる。ネックが2フレット分胴体側に近いだけ、ローフ…

肘で弾く

左手の運指は、指ではなく肘ですることに気付いた。肘をしかるべき場所へ動かせば、指はラクラク弦を押さえることができる。 肘の角度が決まると、腕の力ではなく、腕の重みで弦を押さえられる。腕の重みで押さえられている時には、肘の一点にある感覚が起こ…