発声

鳩山メソッドとは③「鳩山メソッド誕生」

いざ声を追求しようと決意したものの、そもそも声には劣等感しかない。 伸ばしたい長所も個性も一切見当たらない。まさにゼロからのスタート。 何をしていいのかわからないので、とりあえず図書館でボイトレの本を借りてみた。 しかし、読むうちに、もっとわ…

鳩山メソッドとは① 「歌いはじめたきっかけ」

今でこそ「鳩山メソッド」とか言ってるけど、そもそも子供の頃から、自分の声に対して劣等感しか持っていなかった。 自分が声がいいとも歌がうまいとも思ったことはないし、他人に褒められたこともない。 学校の合唱の時間もつまらなかったし、カラオケに行…

口の奥を持ち上げる

口の奥の上の方に、声の響かせスポットを見つけた。今回の発見にはかなり興奮している。 ずっとわからなかった、好きな歌手達の声にはあって自分の声にはなかった、ある種の響きの秘密はこれだったのか!?って感じ。ざっくり言葉にすると、口の奥の方を持ち…

大事なのは意識の置き所

ギター弾いてるところを外から見ると、ピックを振り下ろして弦を弾いているように見える。しかし弾いている当人からしたら、振り下ろしている意識はない。意識しなくても、弾こうと決めた段階で、手は振り落ちる。 重力で落ちるので、力さえいらない。 逆に…

大事なところは目に見えない

ギターは、弦の振動をボディに響かせて、音色を奏でる。同じように歌は、声帯の振動を体に響かせて、音色を奏でる。弦自体の出せる音は微々たるものだし、強く弾けば切れちゃう。 より響かすためのキモは、いかにボディを響かすかだ。 ボイトレは、体の中の…

プロテインを飲みはじめた

カラオケで大きい声を出すと、翌朝、筋肉疲労で背中がだるくなり、起きるのがしんどい。だるいけど翌日もカラオケへ行く→大声出しているうちに元気になる→翌朝しんどいこのループを断ち切るべく、プロテインと、ビタミンB2のサプリをとりはじめてみた。 届い…

体を整える

発声法以前に、体自体を整えることにシフトチェンジした鳩山メソッド。方向転換に手応えを感じている。 今までの俺は、ギターに例えれば、ブリッジが外れたフレット音痴のギターを一生懸命弾いてるようなものだった。 体が整うほど、簡単に弾けるし、軽いタ…

体で考える

今まで、いい感じに力まず声が出せる時と、喉に引っかかって不快な時があったんだけど、その違いは、アゴが力んでいるか否かだとわかった。 今まで入れていたアゴの力を抜いたまま、「響き呼吸快感」の三位一体を成立させる声を出すには、どうすればいいのか…

アゴに力が入っている事に気づいた

うなじで声帯を引っ張る発声を、うまくできる時とできない時があった。うまくできると、楽々響く声を出せる。できないと喉に引っかかりを感じる。その違いは何だろうなー?と思いながら声を出していたが、ふと、アゴが力んでいるか否かだと気づいた。 アゴを…

うなじの力で声帯を引っ張る

うなじの力で口を開ける、って書いたけど、むしろ、うなじの力で声帯を引っ張っる、というイメージの方が正確だと感じる。声帯は筋肉だ。声帯自体に力を入れて声帯を直接伸縮させることもできるけど、それをやると喉が枯れる。声帯自体で頑張るかわりに、う…

ハウツーを言葉にするって難しいナー

ボイトレって、進めば進むほど、僅かな差異で大きな効果を生み出すことができるようになるのが楽しい。今まで難しいと思っていたことが、どんどん自分にとって簡単な事になっていく。しかし自分にとって簡単になっていくほど、今度は他人に論理的に説明する…

響きの焦点

上唇と鼻の間辺りに、響きの焦点を合わせるポイントを見つけた。喉に力を入れずに柔らかく発声した声でも、虫眼鏡で太陽光を集めるように、響きを一点集中させて、力強く響かすことができる。そのピントを合わせる筋肉は、多分1ミリ2ミリしか動いていないと…

声の出し方は他人には教われない

声の出し方は、誰かに教えてもらうものではない。何故なら、答えはすでに自分の中にあるからだ。 その証拠に、誰でも赤ちゃんの時は、習ってもないのに全身で声を響かせていたはずである。 我々はただ、声の出し方を忘れているだけだ。 では俺は「鳩山メソッ…

呼吸の力さえあれば声は響く

発声はガスバーナーと似ている。 バーナーは、ガスの勢いさえあれば、種火はどんなに小さくても大きな炎を立ち上げることができる。 同じように声帯の振動は種火だ。種火はどんなに小さくても、呼吸の力に乗せれば、体に声を響かすことができる。 ↓同じ種火…

キンキンした響き

頬を持ち上げて、顔面で声をキンキン響かす。「イ」がよく響く。「お」や「あ」の大きく口を開ける音も「イ」位響かせたい。声量より響きを大事にしている。声量は響きに含まれているので、響きを追求すれば声量は伴う。 合理主義者なので、お経を使う。ボイ…

鳩山メソッドバージョン3.0「自分の声を愛する」

去年の最大の発見は、自分はやたらと自己評価が低く、自分に厳しいと気づいた事だ。気づく前はむしろ「俺は自分に甘いなぁ」と思っていたくらいで(←今にして思えばその考え方がすでに厳しい)、まさに、わかってない事自体がわかってなかった。その自己評価…

歌が好きだと気付いた

下の記事を書いていて、あ、俺、歌が好きなんだなと思い至った。そもそも音楽にはまった最初の体験はサザン。中学生の頃、同級生のキヨヅカ君から貸してもらったサザンメドレー。何歌ってるかわからんかったし、今でも冷静に歌詞読んだらなんのことか全くわ…

歌をはじめようと思った時、背中を押してくれた二つの考え

小さい頃から歌は下手だし、歌うことは嫌いだと思っていた。そして歌はうまい人が歌うものだとも思っていた。高校生の頃、モテるべく、母のフォークギターを貰って弾き語りをはじめた。まだ「歌はうまい人が歌うもの」と思っていたが、「だからこそ下手なま…

レベルアップの瞬間起こっていること

経験値を重ね続けると訪れる、それまでできなかったことが、パッとできるようになる瞬間。この現象を一言で説明すると、「できるとは、できないで浮き彫りになったものでしかない」ということだ。真っ白な紙にポツンポツン重ねていった点が、何かの像を結ん…

響く声の定義=さっきより響く声

鳩山メソッドの響く声の定義は、「さっきより響いている声」言い方を変えればつまり「他人と比較しない」ということ。これって、続けていく上で、ものすごく重要なことだと思う。例えば逆に、響く声を「パバロッティみたいな声」と定義したとする。間違って…

鳩山メソッドの実際その二 響く姿勢の見つけ方

まず声を出す。出しながら左右に傾いてみて1番響く位置でストップする。次は前後に傾いて1番響く位置を見つける。最後に左右に捻れて、1番響く位置を見つける。以上胴体にしろ首にしろアゴにしろ、やることはこの三つだ。この時、1番響く姿勢を追求した末、…

鳩山メソッドの実際その一 発声はガスバーナー説

発声の仕組みは、ガスバーナーに似ていると思う。種火と噴射するガスで炎を立ち上げるガスバーナーと同じで、声帯の振動という種火を、息というガスにのせて、身体に響かせるのが声だ。声帯の振動は種火でしかない。何を言いたいかというと、つまり、着火さ…

手段と目的が一緒なことしかやりたくない

食の鳩山メソッドの現在唯一のテクニックは、「その食べ物を噛める最小限の力で咀嚼する」だ。やる事自体はとても簡単だが、やり続けることはなかなか難しい。気付けば、過去の習慣で、何も意識せずに、自動的に適当な咀嚼をしている自分に気付く。そう気付…

気付いてない事に気づいてない事に気付く方法=考える主体を変えること

自分のことしか見えていない人の最大の特徴は、自分のことが見えていないことだ。「気付いてないことに気付いてない」ことに気づくのは難しい。何故なら気づいてない事に気づいていないから。自分では気付きようがないように思われる。しかし気づく方法はあ…

響きで遊ぶ

響きを振動として身体に感じること、つまり「身体を開いてリラックス」に焦点を絞ると、今までの発声のテーマだった「どんな響きを出すか」は、一旦どうでもよくなる。やるべきことは出た声を全身で感じることだから、出る声は、どんなかすれていても、小さ…